タグ別アーカイブ: 本

読了:aico 株式会社ディレクターズ 村井純「小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ― インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる」

Webメインの会社に移るに辺り、サーバ系の知識を復讐したりしようと思い、ずっと積んでいた

小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 ― インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる

を読み終えました。

インターネットの仕組みから、DNS、メール、Webサーバや暗号化辺りの概要を学ぶことができます。絵や文字が特徴的で、好みが分かれそうなところですが、自分は慣れてきたらダイジョウブでした。

わかっていることもあれば、曖昧な知識のままだったところ(DNSまわりとか)が自分の中でアップデート出来て良かったです。


読了:小川 雄大 柄沢 聡太郎 橋口誠「パーフェクトPHP」

PHPメインの会社に移るにあたって、PHPのことを体系的に勉強しておこうと思い、

パーフェクトPHP

を読み終えました。
結構な分量がありましたが、通勤電車の中でKindleで読みました。

期待していたとおり、PHP自体について体系的に学ぶことができたうえ、フレームワークを自分で実際に作ってみる例やセキュリティの話など実践的な話も載っており、PHP界に入っていくうえで、大変良い本でした。

 


独りLTしました! – 「TeamGeekを読んで」

友達と一緒に開催している読書会の懇親会の中で、TeamGeekを別の読書会で読み終えたよ、ということを話したところ、LTしてよ!という話になりました。

ちょうどLTとかやってみたかったので、LTらしくかる~くスライドにまとめて、次の読書会の懇親会の時に、皆酔っ払ってる中、独りLTしてみました。

(ただ、LT=Lightning Talksと複数形で、短いセッションが複数あるのがホントだと思うので、独りLTってのは矛盾してるかも。。)

発表後に頂いたコメントをもとにちょっと修正しましたが、せっかくなのでSlideshareに上げました!

 


第2回Jolt Awards読書会 に参加してきました

第1回は、JAWS DAYSとかぶってて参加できなかったため、今回が初参戦です。

今回は、Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのかの3章と4章を皆で読んでいきました。

単純に本を読むだけなら一人で読んだほうが早いのだろうけど、色々な人と一緒に読むと、各自のバックボーンから感じ方が違うので、色々な感想が聞けたり面白いディスカッションが出来て良いですな。

そんな色々なディスカッションや、本(今回の範囲の3章と4章)を読んだ感想をつらつらと。。

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読了:川口耕介 佐藤聖規 他「Jenkins実践入門」

Jenkins,Redmine使いこなし勉強会への参戦に向けて、ペースアップして
Jenkins実践入門 ~ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)
を読み終えました。

Jenkinsというのは、オープンソースの継続的インテグレーションツール。
ビルド自動化ツールなわけですが、プラグインアーキテクチャが採用されており、プラグインをインストールするだけで、簡単に色々なカスタマイズができます。
とりあえず僕がいいなと思ったのは、自動ビルドはもちろんのこと、
バージョン管理ツールとの連携
静的解析(コードインスペクション)の自動化
テストの自動化
バグトラッカーとの連携
といったところでしょうか。

さて本書ですが、具体例がたくさん載っています。
具体例というのは、実際にインストールした際のファイルパス、スクリーンショット、実際に表示される文字列やxmlなどです。
これらが豊富に載っていて、非常に読みやすいです。
まだ試したわけではないのですが、これだけ具体例が載っていれば、実際に導入するのにもすごい手助けになると思います。
一方で、実際に試さなくても、この本を読むだけでかなり感じがつかめると思います。

早く実際の開発に導入してみたいです。


読了:アンドリュー・ハント/デビッド・トーマス「達人プログラマー」

かの有名な(?) 達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道 を読みました。     会社の研修や、インターネット上に、

  • 「ソフトウェア開発はこうあるべきだ」
  • 「SEはこういうことを心がけるべきだ」

という情報はいっぱいあると思います。 しかし、どうも抽象的な内容や、難しい内容が多いような印象を持っています。 普遍性をもたせたり、完璧な理想を求めようと思ったら、あるいはそうなってしまうのは仕方ないのかもしれません。 しかし、本書には、よりよいソフトウェア開発者(達人プログラマー)になるために何をしたら良いのかが、具体的に書いてあります。 しかもそれらは、実行するのがそれほど難しくない内容となっています。 続きを読む


読了:柴田 芳樹「ソフトウェア開発の名著を読む【第二版】」

「本を読むことは、過去の偉人達(本を書いた人達)と対話するようなものである。しかも、ただ対話するのではなく、その偉人達のさらに良い所だけを抽出しているようなものである。したがって、本を読むことはとてもよいことである。」

デカルトの方法序説に、こんなようなことが書いてありました。たしか。

確か高校生のころ、「我思う、故に我あり」という言葉になんだかやたらと感心して、勢いでデカルトの方法序説を読んでみました。
結局、読んでみても良くわからなかったような気がするけど、上記の言葉だけはすごく印象に残っています。

そんなわけで、本を読むのはとてもよいことだと思ってます。

とはいえ、何の本を読んでいいかわからない、ということもあると思います。

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読了:高橋 寿一「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」

高橋 寿一さんの著書
知識ゼロから学ぶ ソフトウェアテスト
を読みました。

業務でソフトウェア評価を行っていたため、良いチャンスだと思い、ソフトウェアテストについて体系的に書かれている本書を読んでみました。

ソフトウェアテストの研究で博士号をとり、米国マイクロソフトでパッケージソフトウェアのテスト、SAP社でシステムソフトウェアのテスト、ソニーで組み込みソフトウェアのテストに従事してきたという、まさにソフトウェアテストのプロフェッショナル、というような高橋さんが書かれた本。

非常に読みやすく、かつ体系にまとまっているのでソフトウェアテストの概要を広く知ることができるように思います。
特に、筆者の研究とテスト実施の経験に裏づけされているためか、一つ一つの説明に納得できます。
色々な会社でテストをしてきた経験からの具体例の記載もとてもありがたいです。

また、単に手法の説明があるだけではなく、「どのテスト手法を適用すべきかを良く考えること」、「要求定義どおりではなく、要求定義どおりに動かないようなテストケースを書くべし」といったようなテストケース作成・テスト実施のための心構えも記載されています。

パフォーマンステストを後回しにしない、という記載はなるほど、と思いました。
確かにパフォーマンスを求めるより、要求された機能が実現できるかどうかのテストを優先しがちかと思うのですが、いざ全ての機能が完成してパフォーマンスを測定したら要求に遠く及ばず、設計が根底から覆る、ということもあるかも知れません。

当たり前のことかもしれませんが、設計・実装段階では時間がないために機能を削ることも可能だが、テストの場合は時間がないからといって機能を削るという選択肢はない、という記載も、読んでみてハッとしました。
これに関係して、7章 ソフトウェアテスト運用の基本(テスト成功の方程式)では、テストのスケジューリングやテストケースの作成・実施やそのタイミングについての記載があります。

「最後に」の部分では、本書では基本的なことを書いており、「オブジェクト指向テスト」と「テストマネージメント」については書けなかった、と記されています。
本書でも書かれていますが、テストのスケジュールは開発のスケジュールやソフトウェアの品質に大きく左右されるため、見積もりは非常に難しいです。本書ではスケジュールを正確に見積もることが最重要課題なのではなく、コントロールできるスケジュールが必要、と記載されていますが、このあたりに関連して、テストマネージメントについて詳しく書かれた本をいずれ読んでみたいと思いました。

最後に目次の章だけ掲載しておきます。
1 テストを始める前に(「バグ」とは何かを考える)
2 ソフトウェアテストの基本(ホワイトボックステスト)
3 エンジニアが最もよく使う手法(ブラックボックステスト)
4 ソフトウェアの性能をチェックする(システムテスト)
5 攻撃に耐えうるソフトウェアの構築(セキュリティテスト)
6 その他のテスト手法(スモークテストと回帰テスト)
7 ソフトウェアテスト運用の基本(テスト成功の方程式)
8 ソフトウェア品質管理の基本(ソフトウェア品質のメトリックス)
9 テストの自動化という悪魔(なぜ自動化は失敗するのか)


読了:中島 聡「エンジニアとしての生き方」

中島 聡さんの著書
エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)
を読みました。

前回のエントリ
中島聡 vs 若手エンジニア 討論会 に参加してきました
の討論会は、この本の特別企画として開催されたもの。

僕は討論会を先に知って、参加を決めてからこの本を買って読みました。
本書は、中島さんのブログのエントリ、雑誌への寄稿、をまとめたものに、書き下ろしが加わった内容となっています。
とても読みやすく、買ってから会社の朝活時間や昼休みを利用して、大体二週間で読み終えました。
高校時代からプログラミング関連の仕事をし、MicrosoftでWindowsやIEの開発に携わり、現在は自身で企業した会社で仕事をしている中島聡さん。
大きな企業、小さな企業、日本、アメリカ、と色々な職場・エンジニアを知る中島さんが、エンジニアはどうあるべきか、を書いた本、と言ったところでしょうか。

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